増えまくって水面をビッシリ覆う浮草たち、ウキクサとアオウキクサ。
こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
小さな浮草類のうち2種類を紹介。サトイモ科だったようで(知らなかった)、サトイモ科のウキクサ亜科になります。5つの属に分かれていて、そのうちの3つが、ウキクサ属とアオウキクサ属とミジンコウキクサ属です。
残り2つは、ウキクサ属とアオウキクサ属の中間の性質のLandoltia属と、ちぎれた草のような見た目の浮草の(画像)Wolffiella属です。
ウキクサ(日本のウキクサ)
池なんかでよく見かけるウキクサです。初夏以降ならあちこちで見つけることができると思います。夏場はどんどん増えるので、採集する場合も2〜3個で十分です。
英語名:Common Duckmeat
中文名:水萍 紫萍
日本名:ウキクサ
ウキクサの越冬。冬芽になって沈みます。
冬前になるとウキクサが小さくなっていきます。たまに1〜2mmくらいの丸い粒々になってるのを見かけます(休眠芽)。この状態で底に沈んで越冬します。
春に集めたもの。
アップで。下は春の写真なので、休眠芽が目覚めようとしているところです。
さらに成長しました。根も見えます。
4枚つながって蝶々みたいな形になってることも多いです。
アオウキクサやコウキクサ
小さいので取っても取ってもなくならないアオウキクサを嫌っている方もいるみたいですが、少し大きくなった金魚のおやつに最適です。メダカのおやつはもっと小さいミジンコウキクサです。アオウキクサは少し涼しい時期のほうが増えやすいのか秋に爆殖してることが多い気がします。
英語名:
中文名:青萍
日本名:アオウキクサ
アオウキクサやコウキクサの越冬。
秋の終わり頃から枯れますが、耐寒性もそこそこあって、暖冬の場合はそのままの形で春まで浮かんでることもあります(下)。種で越冬するみたいですが小さくて見つけられません。春になるといつの間にか再生してます。
睡蓮鉢をリセットをする場合は、底の土やゴミを捨てないで別容器に移し水を張っておくと、いつの間にか水面に緑の葉っぱが浮かんでいます。
小さな浮草、アオウキクサやコウキクサを排除する方法。
暖かくなると、取り除いたつもりでも残ったものから増殖してまた水面をビッシリ覆ってしまい、いい加減イヤになる方もいらっしやるようです。完全に排除したいという場合もあると思います。そんな時は、まず水面に浮かんでいるものをいったんすべて取り出します(抽水植物があると難しいのですが…)。そして分類…気の遠くなる作業かも(排除したい場合は残したいものだけ分けます)。
そこから、戻したい水生植物だけ、きれいな水の中で揺すってアオウキクサやコウキクサを取り除きます。それでも見落としがあるので、あとは毎日見つけたら1つずつピンセットか網で取り出していきます。1個でも残ってて気をぬくと、また増えてしまうので、毎日コツコツとゼロになるまで続けるしかありません。アオウキクサより小さいものはもう無理だと思います。
アオウキクサと決別したはずが…
春にアオウキクサを排除したつもりでしたが、プラ舟に侵入してたみたいで、夏の間放置していたらアオウキクサだらけになっていました。昨日のお掃除で再び排除したつもりでしたが、翌日見たらヤツがいる! ウキクサは残してます。どこにいるかわかりますか?
2022年のリセットで再び排除しました。でもまた1個2個と見つかってます。見つけるたびに取り除いてるので今年は決別できるんじゃないかな💦 こんな感じでまばらに浮いてたら可愛いんですけどね。
販売もされていますが、うちのアオウキクサは購入した水草にくっついてたものを1個から増やしたものです。ウキクサはかなり昔に水辺のよどみから数個持ち帰ったものです。
メダカの針子と比較するとこんな感じです。