金魚の屋外飼育。金魚すくいの金魚もOK!
こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
金魚、かわいいですよね〜。やっぱりビオトープ風で金魚を飼いたい、しかし不安😥もあるし…。そんな皆さんのためのページです。
基本の育て方は、本を見るなり金魚サイトを見るなりして頂いて、ここではビオトープでの金魚飼育の注意点と対策を簡単にまとめました。少しでも参考になれば幸いです。
目次です
- はじめて飼うならこの品種
- 金魚が泳ぐビオトープの作り方
- 狭いベランダでの金魚代わりに…
- 金魚ビオトープのデメリット
- 金魚を小さめに育てる
- 金魚と同居できる水生植物
- 電源があればフィルターを入れる
- ベアタンクでこまめに掃除
- 猫よけに網をつける
- メダカと金魚を別々に立ち上げる
- 金魚睡蓮鉢の参考
- 我が家のコメットさんたち
はじめて金魚を屋外で飼うならこの品種!
金魚は体の形で「長モノ」と「丸モノ」にわけられます。最初は中でも飼育が簡単で丈夫な基本の品種をおすすめします。
長モノなら、和金、朱文金、コメット、丸モノでしたら、琉金、出目金あたりが飼いやすいと思います。「長モノ」と「丸モノ」は動きが全然違うので、できれば別々に飼うようにしてください。
金魚すくいの金魚。泳ぎの得意な長モノ金魚。
金魚すくいの金魚、本来は丈夫です。金魚すくいは、金魚好きが「金魚救い」というくらい劣悪な環境のため弱っている金魚が多いうえ、飼う準備をしてないのに子供にせがまれて金魚すくいで取ってしまった……といった状況で家に持って帰ることが多いためすぐ死ぬと思われていますが、本来は丈夫な種類です。
金魚のイメージそのものの丸モノ金魚。
琉金は金魚すくいにもたまに混じっていますね。泳ぎがあまり得意でなくてフワフワしてる姿が可愛いです。ここに紹介している種類(琉金・更紗琉金・出目金・キャリコ琉金)でしたら、ホームセンターや観賞魚を扱うペットショップにもある程度揃ってると思います。
金魚が泳ぐビオトープの作り方(金魚の屋外飼育)。
写真は初期の頃の睡蓮鉢の金魚です。このころ使っていたのは直径40cmくらいのプランターでした。金魚も最初は5cmくらいなので、メダカのビオトープと同じ感じの睡蓮鉢やプラ舟に入れてもOKです。
写真のプランターにはフィルターが入ってますが、フィルターは入れても入れなくても構いません(水量や掃除の頻度によります)。屋外で電源が確保できるなら自由に工夫してください。ヒーターも不要です。砂利もない方が色々と楽かもしれません。この頃は見た目重視で入れてました。シラタマカヤツリグサが可愛いです。
金魚は1年もすれば体調10cmくらいに育ってしまうので、数にもよりますが、直径40cmくらいのプランターでは狭くなってしまいます。販売されている金魚鉢などは金魚が長生きして成長することを前提にしていません。うちのコメットも今や体長15cmにヒレ15cmくらいで全長30cmくらいありそうです。寿命もメダカの場合は3年くらいですが、金魚は10〜15年と長生きです。
狭いベランダでの金魚代わりに…
金魚は成長とともにかなり大きめの容器が必要になるので、狭いベランダで飼育したいという方には、パッと見、金魚(小赤)に見える赤い楊貴妃メダカをお勧めします。下の写真が楊貴妃メダカです。サイズを気にしなければ雰囲気は似てるでしょ?😂
金魚ビオトープのデメリット
1. とにかく大きくなる
世の中にはアロワナとか飼ってる方もいるし、大きいことがデメリットと思わない方もいるかもしれませんが、スペースに制限のあるベランダでの屋外飼育という前提で考えると、金魚が大きくなるとかなり大変です。最終的には広いスペースと大きい容器が必要になります。スペースさえあればデメリットのほとんどが解消されます。
2. 水草と同居できない
個体にもよりますが、金魚ってやわらかい水草をバクバク食べるんですよね。小さなウキクサ類ならおやつみたいな感じで食べ散らかして水を汚し、フロッグビットやホテイアオイは根っこを丸坊主にして弱らせて枯らしてしまい、マツモアナカリスは葉っぱのなくなった棒みたいになります。たまに水草と共存できる行儀のいい金魚サンもいるようですが、基本は食い荒らします。
3. 糞が多く、水をすぐ汚す
金魚は糞も多めです。水がすぐに汚れるため、メダカのビオトープのように自然のサイクルに任せて放置するということができません。金魚に対してかなりの水量を用意できて、うまくバランスが取れた時は可能ですが、金魚が大きくなってくるとこまめな掃除と水換えが必要になります。
4. 猫に狙われる
猫はメダカは襲わないのですが、金魚はそこそこ大きくて目立つせいか、本気で襲ってきます。屋外で飼うと野良猫との遭遇もありますから注意が必要です。
5. メダカとも同居できない
たまに広いプラ舟で一緒に飼ってる方もいますけど、基本は同居させない方がいいです。
それでも金魚がいい場合、デメリットの改善策もあります!
解決策 1. 小さめに育てることができます(あるいは大きな容器を用意します)
締め飼いといって、比較的小さい容器で餌を少なめにして、小さく育てる方法があります。私も最初、餌を少なめで育てていたのですが、家族が知らないところで餌をバンバンやってて失敗しました。小さな子供や餌をやるのが好きな家族がいると勝手に手を加えられて失敗するかもしれません。
解決策ではありませんが、大きく育ったら下のような大きめな容器で飼いましょう。あるいは狭いベランダではあらかじめ2〜3匹くらいにしておきましょう。
解決策 2. 同居できる水生植物もあります
他にもビオトープがあれば、そちらで増えすぎた浮草類を金魚ビオトープに入れて、常に新しいものと交換するといいでしょう。
鉢で育てた縦に伸びる抽水植物なら金魚も食べません。茎が固いもの太いものは食べようとしません。年々便利なものが登場しますが、こういう「池用植物カゴ」にまとめるのも一つの方法です。
解決策 3-1. 電源が屋外にあるならフィルターを入れます
もう大型フィルターを入れて楽をしてしまう。😂
けっこう皆さん大型濾過器などを自作してますね。初心者向けの水作ジャンボから池向きのウォータークリーナーまで色々あります。電源が屋外にない場合は、エアチューブだけエアコンの穴から出している方もいます。
解決策 3-2. 底床に何も入れないでこまめに掃除をします
自然のサイクルに任せるビオトープですが、そのサイクルを維持できないくらいに水が汚れる場合は、割り切ってベアタンク(底床も何も入っていない水槽)にします。そうしたら日々の掃除もほんの少しの時間で済みます。鑑賞ついでにササっと掃除が可能です。石油ポンプ(100円ショップのものでOK)で糞を取り出して換水で乗り切ってください。
砂利の場合はザクザク掃除も可能です。ビオトープといっても、金魚の場合は赤玉土は敷かず、注水植物の鉢に使うだけがお勧めです。
解決策 4. 猫よけに網を外れないようにくくりつけます。
100円ショップの網(ワイヤーラック)でいいので、外れないように容器にくくりつけます。ワイヤーラックは目が大きいので、心配なら園芸用のもう少し目の細かいネットも張っておくといいと思います。サイズが合えばBBQ網もお勧め。
5. メダカと金魚を別々に立ち上げてください。
仕切り網を入れたりして、物理的に行き来できなくする方法もありますが、メダカはメダカ、金魚は金魚で、別々の方が安心です。
基本的な解決方法を書きましたが、やってみて上手くいくのであれば、お勧めしてない方法もアリです。皆さん、環境がそれぞれ違いますので、ご自分にあった方法を見つけて楽しんでください。
Twitterでお世話になってる方の金魚睡蓮鉢をご紹介します。
同じ屋外飼育ですが、飼育スタイルがかなり違ってます。ゆったりしてる金魚と、活動的な金魚、もしかしたら飼い主さんに似ているのかもしれません。😊
上で紹介した直径70cmの発泡スチロールの大きな容器ですね。青水のままブクブクなしで飼育していらっしゃいます。左に見えているのはメダカの鉢です。猫?避けフェンスもあって、お部屋からも眺められる場所に置いてあります。
夏場は、2週間に1度程度のお掃除で維持しているそうです。ブクブクも入れてます。植物は陶器鉢にまとめてますね。睡蓮鉢の周りにはお花や観葉植物の鉢がたくさん置いてあって、とっても華やか。
我が家のコメットさんたちはどうなったかと言うと……
一匹50円で買ってきた小赤は姉金に育ち、相対的にプランターが狭くなってきたため、入れてた植物の鉢を撤去。さらに大きくなったので容器を変え、最終的にはベアタンクになりました。しかし、初めての飼育で気づかないことが多かったせいか、引越し直後に突然死したり、飛び出してしまったり、恥ずかしながら結局全滅。その後でコメットを迎え、今年9年目になります。
ベランダが狭いので、結局ベアタンクのままです。大きなプラ舟を置けるなら水生植物もたくさん入れられるんでしょうが、その辺は諦めました。寂しいのでたまに人工水草を入れてみたり、それも青水になると見えなくて意味なかったり。
屋外で飼うのは簡単だと思います。ただ狭いベランダだとスペース的にあまりお勧めはできないかも。コメットというヒレ長な種類だったのもあって、狭いところには向いてなかったかなと感じてます。
久しぶりにお掃除した後の写真が撮れたので追加。白赤のコメットのメスが死んだ翌年くらいか、同じく白赤のコメットのオスも死んでしまいました。今いるのは、朱文金とイエローコメット2匹です。口が小さめで成長が遅いイエローコメットがこんなに長生きするとは思いませんでした。うちの金魚さんは3匹で落ち着いてるみたいです。
最近は猛暑で夏の暑さが厳しいので、暑さ対策はしっかりしたほうがいいと思います。