日本の温帯睡蓮「ヒツジグサ」を種から育ててみましょう。
2011年、ヒツジグサを種から育ててみることにしました。最初の2年間は同じ鉢で植え替えもせず、屋外のプラ舟に入れたまま見守っていました。2度目の冬も終わり、2013年の春、根の状態も気になったので、植え替えをしてみることにしました。
2013年、根茎は1cmあればいいほう。
植え替えの時に、よく育っていた3つを選びました。3年目はまだまだ小さいです。
2つの鉢、10株くらいの中から良いものを選ぼうと思っていたのですが、 冬の間、家族が「何にも入ってない鉢だから〜」とヒツジグサの鉢の1つをプラ舟の外に出すという余計なことをしやがりました(怒💢)。鉢が外に出してあるなんて思ってもいないので、ガラス越しに見てもまったく気づかず、気づいた時は完全に枯れていました。良く育ってたほうの鉢でした。😭
なので、本来はもう少し大きくなっていたのかもしれません。植え替え手順に関しては下のページをご覧ください。
さすがに3年目は葉も大きく育ちます。
暖かくなって元気そうです。
6月下旬にはプラ舟を覆う勢いで葉っぱが広がりました。
8月になると、蕾も何度か上がってきましたが、形がいびつですね。
開花のためのエネルギーが足りなかったみたいで、蕾のまま枯れていく感じでした。2013年も花は咲きませんでした。ううう…
2014年、プラ舟もあまり大きくないので、1つに絞ることにしました。
かなり大きく育ってます。この中の一番大きいものを1つだけ残して、他は欲しいという方の元に。広い池があったら全部育てたかったけど。
それから2019年に至るまで、この株を育てています。
睡蓮鉢全体の調子も良くて、普通に大きな葉をつけるようになりました。
ついに3年目にして開花しました。
2011年の春に種から育て始めて、2014年で初めて花が咲きました。茎が伸びすぎてちょっとクタッと寝ているのですが花自体は綺麗に咲きました
茶色の手を持つ(植物を枯らす)ワタクシ、少しだけ自信がつきました。
2015年、ここから下はおまけの成長記録です。
すでに芽が出ていたので、すぐに植え替え。
2015年もいい感じですね。元気そうです。
お花も次々に咲きました。ただ、初日のお花を見逃すことが多かったです。初日のお花は雄しべが開いているので一番綺麗です。
2016年、なぜか花が咲かなくなる。
2016年は全く花が咲かなくなりました。😓 なぜだろう?
2017年、この年も花が咲かず……。
こんな感じで育っています。ヒツジグサの根は切らなくてもいいんじゃないかという方もいます。白い根は残すこともありますが、こんな風に茶色っぽい根はバッサリいっても良いと思います(写真では残してますが、根元からバッサリ)。
前年は花が咲かなかったので、古い肥料(発酵油粕)をやめて、化学肥料を使ってみることにしました。化学肥料だと植え替え時の底のほうの土が臭くなりませんね。発酵油粕を使うとめちゃくちゃ臭くなります。
元気に育っているように見えますが、2017年も花が咲かず。
2018年、初めての根腐れってヤツでしょうか!
植え替えをした時に根茎の後ろのほうが1/3くらい腐ってました。😱 前年の暑さで水がお湯のようになっていたせい? 肥料の置き方が悪くて肥料あたりしてしまったせい? 冬に何度か氷漬けになったせい?(根の部分は凍ってないはずですが) 考えられる原因はこのくらい。今年はなんとか元気に育ってほしい。
心配していましたが、2018年は開花しました。