とにかく発生してほしくない臭〜いランソウ
こんにちは、@kamujp_bioです (๑′ᴗ‵๑)
ランソウ(藍藻)は先カンブリア時代から生きてる真正細菌だそうです。一度発生するとしつこいです。どこからやって来るんでしょうか、どこにでもいるんでしょうね。なかなか出ない時もありますが、ほったらかしにしてるといつの間にか覆っていたりします。
独特なニオイなので、一度嗅いだら嗅ぎ分けられます。
英語名:Blue-Green Algae
中文名:藍菌門
日本名:ランソウ(藍藻) 藍色細菌
富栄養化するとよく出てきます
うちの睡蓮鉢では、使用していた肥料(発酵油かす)が誤って土中から出てしまった時にものすごく増えました。富栄養化すると発生しやすいみたいです。底に敷いた土にベッタリと広がって、赤玉土を巻き込んじゃったりします。膜っぽいですよね。
ベランダの睡蓮鉢ではフィルターを使用しないので、魚が泳ぐことによる水の攪拌と、風に吹かれて水面が揺れる以外は止水状態なので、水の動きの少ない底面やトロ舟の角、鉢の陰などに発生しやすいです。
アオミドロとランソウの違いは、色と臭い
■■ アオミドロは黄緑〜明るめの緑
■■ ランソウは深緑〜暗い青緑
アオミドロにはくさ〜いニオイはありませんが、ランソウは独特の臭さです。水槽が少し生臭いというようなレベルではなく、クサッ!と顔をそむけたくなるニオイがするのですぐわかります。少しくらい発生してもメダカには害はないと聞いたことがありますが、何より臭いし、見た目も悪いので取り除いたほうが良さそうです。
ビオトープにおけるランソウの対処法。除去方法は?
- 発生前なら、水の富栄養化を避ける
- 少し発生したら、テデトール(手で取る)
- 増えてきたら、テデトール(手で取る)を継続
- もうダメだ〜となったら、完全リセット
植物も生体も維持しながらとなると、手で取るのが最も安全です。トロトロした状態なので、手で掬おうとすると逆に拡散します。広範囲でない時はスポイトを使って吸い取ってください。。手がつけられないほど増えてしまったら完全リセットが一番簡単です。
乾かすと薄い板状になります(下)。乾燥に強い種類もあるそうで、気になるなら土の再利用は諦めてください。容器は漂白剤で消毒します。
水の富栄養化を避けるには
水の富栄養化を避けるといっても何をしたらよいのかわかりませんね。水中の養分を吸収してくれるホテイアオイ・マツモ・アナカリス・浮草などの水草を入れておくだけでOKです。
睡蓮に追肥する時に土の中をむやみに掘り起こさないとか、きちんと埋めて蓋をするといった点も注意してください。
リセット時には、植物に絡みついたランソウは水で流しながら手で丁寧に取り除きます。私は基本的に薬剤は使用しませんが、気になる方は、さらに植物だけ隔離して木酢液などを使ってみても良いと思います。使用方法は他のサイトやブログを参考にしてください(丸投げ😂)。