ブログ更新終了のお知らせ

更新終了のお知らせ このブログの管理人、しばたんです。 簡単に始められるビオトープの作り方を長らく紹介してきましたが、近年の真夏の猛暑により、生体の越冬よりも夏を乗り切ることが難しくなっています。このため、「簡単に、気軽に」というコンセプトと合わなくなり、限界を感じて新規記事の更新を停止することにしました。

ビオトープの水生植物「マツモ」 初心者さんにもお勧めの神草

2016-09-02 Ceratophyllum demersum 2160

初心者さんにお勧めの日本の水草 マツモ

こんにちは、しばたんです。
金魚藻という名前はこの手の水草の総称で、中でも丈夫な水草の双璧がマツモとアナカリス(オオカナダモ)です。販売してる写真は根を張ってるように見えますが、重りを巻きつけて入れてあるだけで、水中から水面のあたりを浮遊している水草です(マツモ以外は根が生えて底床に固着することもあります)。

マツモは根がないみたいなので、睡蓮鉢や水槽に入れておくだけでOKです。細くて繊細な感じですが、増えすぎると小さなメダカにはツンツンして動きにくそうなので、適度に間引いてください。

2019-06-16 Ceratophyllum demersum 2160
学 名:Ceratophyllum demersum
英語名:Coontail, Hornwort
中文名:金魚藻
  日本名:マツモ(松藻)

マツモの導入と増やし方は?

とても丈夫な水草です。水質が合えば、何もしなくてもどんどん増えていくので、増やし方も何もないのですが、塩素に少し弱いらしく、カルキ抜きをしていない水道水に入れると葉がバラバラになって枯れてしまうこともあるそうです。

水質や水温の急な変化には弱く、その点はアナカリスのほうが丈夫です。マツモがいつも枯れるという方もいます。たまに合わないことがあるんですよね。そんな時は別の水草に切り替えてください。

Ceratophyllum demersum 1080

太陽光はあるに越したことはないのですが、浮草に覆われて光があまり届かないような睡蓮鉢の中でも増えているので、そんなに気にしなくてもいいと思います。むしろ日差しが強すぎると細かい葉の間がコケコケになりそうです。うちの場合は、その辺のメンテナンスはミナミヌマエビがいい感じにやってくれています。

マツモは水中から養分を得るので、ある程度生物濾過が出来上がった睡蓮鉢に入れるのがお勧めです。メダカの飼育を始めて1ヶ月くらい経つと自然にバクテリアが増えて生物濾過が出来上がるので、立ち上げ直後より、ひと月ほど経ってからのほうが導入しやすいと思います。

2160 Ceratophyllum demersum

水中の養分を吸収する水草が他にも多いと負けることがあるので、似たような浮遊性の水草や浮草は入れすぎないほうがいいと思います。急激な環境の変化を避ければ、本当に簡単に増えてくれます。増えすぎたら庭に捨てるか燃えるゴミへ。

マツモは屋外で越冬できる?

できます! 無加温でも越冬可能です。そのままの形か、房の先の部分が殖芽になって水底に沈んで冬を越しますが、心配なら冬の間は室内の水槽で育てるほうがいいかもしれません。

関東なら屋外でも平気かな。環境が合えば爆発的に増えます。松葉みたいに広がってきれいです。

Ceratophyllum demersum 0080

下の画像のプラ舟にはマツモとアナカリスが入ってます。手前にはアナカリス、奥にはマツモが多めです。

2017-01-27 Ceratophyllum demersum 1060x0600

初めてマツモのお花を見ました

長い間育てていても気づかなかっただけですね。つぼみではなく、これでお花だそうですから。

1080 Ceratophyllum demersum

どういう構造なのかちょっとわからない。😳

1080 Ceratophyllum demersum

一部のアクアリストにはマシモ神/マシモ様と呼ばれ崇め奉られていますが、正式名称はマツモ(松藻)です。アクアショップで「マシモください」と間違わないように〜。

下は投げ込んでおくだけで育つ水草。

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