ビオトープの作り方 《メダカ》見て和む、お家で癒し! 2020年版

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メダカの屋外飼育。メダカが泳ぐベランダ池。

こんにちは (๑′ᴗ‵๑)

スペースに余裕のないベランダビオトープの場合、魚はメダカ一択です。ボウフラ(蚊の子供)対策にもメダカは最適です! コロナでお家時間が長くなりました。ちょっとした息抜きに太陽を浴びて泳ぐメダカを見ると意外と癒されます。ず〜っと見ていても飽きません。

基本的なメダカの種類。黒・緋・白・青、そして楊貴妃・幹之…

最近はメダカも種類が増えてきてますが、私は品種にはさほど関心がないので、基本の色違い(黒・白・緋・楊貴妃)しか飼ったことがありません。

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上の画像はクロメダカです。

もともと自然界のクロメダカから突然変異で生まれたヒメダカ・シロメダカ・アオメダカあたりが固定されて、長い間、この4種類+アルビノくらいしかいませんでした。少し調べてみましたが、ピュアブラック、黄金、ピュアホワイトあたりが最初の変わりメダカだそうです。

その後に出てきた、体色が赤く鮮やかな「楊貴妃」、銀色に光る「幹之(みゆき)」が、ブームの火付け役の2大変わりメダカだった印象です。その後は多くの変わりメダカが出てきて、覚えきれません💦

基本のメダカ

黒メダカ、緋メダカ、白メダカ、青メダカあたりです。ミックスで飼ってると茶色・ピンクなど色々な色のメダカが生まれてきます。

初期の変わりメダカ

進化した変わりメダカ

ダルマやヒレ長等の体型の違いもあります。

最近の変わりメダカはとにかく多種多様。

初期は「改良メダカ」と呼んでいました。改良なのかな?と疑問に思ってましたが、最近は「変わりメダカ」と呼ぶようになったみたいです。昨今のメダカブームは、変わりメダカの飼育や繁殖メインですね。小さな生態系の真似っこをしようというビオトープとは少し方向性が違いますが、好きな模様のメダカで始めても問題ありません。問題は価格かな。

さらに進化した変わりメダカ

体色やラメがどんどん複雑になってきています。

とはいえ、珍しいメダカはけっこう高いです。育て慣れていなくて死んでしまったらもったいないので、最初は安いメダカで始めて、飼育に慣れてから変わりメダカに進むほうがいいと思います。比較的丈夫なのは普通の体型のメダカです。

正確なところは、「めだかの館」さんを見て!

私のあやふやな記憶より、「めだかの館」さんの品種リストのほうが、正確だし写真も綺麗なのでお勧め。😳

外部サイト:めだかの品種一覧(2001~2011) 

外部サイト:めだかの品種一覧(2012~2018) 

もちろん、こちらのショップでも購入できます。

変わりメダカ(改良メダカ)はどこで買ったらいい?

通販ショップが便利ですが、色を確認して買うならペットショップか観賞魚専門店がおすすめです。

多少ハードルが高くなりますが、養魚場に行ったり、個人のメダカブリーダーさんから購入することもできます。

趣味が高じてしまった方もいて、増えすぎたのであげますみたいなラッキーなこともあります。Twitter上ではプレゼント企画もありますよ。

夏になると各地でメダカ祭りなどのイベントも開催されますし、未選別の格安の稚魚を買って自分で育てるのもいいかもしれません。

メダカ専門店で検索してみたんですが、楽天だけでもありすぎ…


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たまに売ればいい的な酷いセラーも。

高値で取引されることから、オークションなどで出品している業者さんや個人の方も多いです。中には画像の色を鮮やかに加工しまくってる人もいました。卵や稚魚は写真のように育つとは限らないので、その辺納得の上でお取引してください。評価の良い出品者さんしか生き残っていないと思いますが、評価は必ず確認してください。

メダカの飼育は簡単そうで難しく、難しそうで簡単?

本当に最初の頃は、メダカに向いてない環境で育てたりして(フィルターで水流が強かったり)、ちょっとしたことでアタフタして手をかけすぎてメダカを疲れさせてしまったり、いろいろ失敗しました。

今は1日1〜2回眺める程度で、気が向いたら餌をやって、水位が下がったら水を足すくらいしかしていません。太陽の下で放置してたほうが、意外と丈夫に育ってくれます。屋外で育てるだけで、水槽の飼育で起きるようなトラブルが激減します。

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メダカは、丈夫で多産な個体がいれば何もしなくてもどんどん増えます。よく卵にメチレンブルーとか言われてましたが、屋外の飼育では必要ないように感じます。適当なプラ容器に増えた水草(卵が付いている)を放り込んで放置してても孵化してるくらいです。場所がないので増やすことに執着がないせいかもしれませんが、十分すぎるくらい増えました。

しかし、多産なメスがいないと、寿命もあってみんな一斉に死んでしまって寂しくなることも。睡蓮鉢1つで育ててるため、このままじゃ増えするぎると思って、卵の孵化を手助けしないと稚魚もほとんどいなくなってしまったり。なかなか最適な数で育てるのは難しいです。

メダカを増やしたい時に使用する小物。

水生植物がたくさんあるとどこに産卵したのか見つけにくく、純粋にメダカ飼育だけをしたい場合は、卵を産みつけやすいホテイアオイだけとか、人工のタマゴトリーナに、少しの浮草だけといった構成が多いです。タマゴトリーナは100円ショップで売ってる不織布たわしとプールスティックで作るのが基本ですが、皆さんいろいろ工夫されてるようです。

また、親メダカは卵や稚魚を食べてしまうことがあるので、メダカを増やしたい場合は、「メダカの二世帯住宅」などを利用して成魚と生まれたての稚魚を分けてください。

ビオトープでのメダカの育て方 は、あまりいじらないこと。

ブームのおかげでメダカの育て方については説明し尽くされていると思うので割愛します。ビオでのメダカの育て方の基本は自然任せです

640x399 ビオトープの作り方 メダカ

そしてちょっとだけ必要最低限の手を加えます。

  • 水が減ったら水足しをする(前日にバケツに汲んでおく)
  • 痩せすぎないようにたまに餌やりをする(環境に応じて)
  • 日差しが強ければすだれなどで部分的に日陰をつくる
  • 鳥や猫から守るために金網を置く(猫は大抵水を飲みに来るだけです)

私もそうでしたが、最初の頃はあれこれ手を入れたくなります。それが返ってメダカにとってはストレスになってしまうことがあります。特に導入時はあまりいじらないで見守るくらいでちょうどいいです。そしてトリートメントもすると完璧です。

外部サイト:チャーム|水合わせ方法・トリートメント方法

メダカが弱ったり死んだりする原因。

水質変化・消化不良・病気・卵詰まり・外敵など色々な原因があります。

あきらかに弱ってるな〜という時は、とりあえず塩浴すると元気になることがあります。水草に塩は厳禁なので隔離して塩浴してください。

目で見てわかる病気の場合(白点病や尾ぐされ病・水カビ病など)、病気を見つけたら他の元気なメダカと隔離して薬浴が一般的です。白点病はヒーターを使って水温管理。

外部サイト:チャーム|魚の病気と治療薬

他に、やせ細り病というのがありますね。餌をやってもどんどん痩せていってしまう病気です。オスだと細めですがそれでもお腹のところが頭よりは同じくらいか太めです。痩せたメダカは頭が一番大きくお腹がかなり細くなっています。水質改善、消化の良いパウダーフードあたりで様子をみてください。

稚魚はシュッとしてるのが普通なのでやせ細り病は心配しなくていいです。ぷっくらしてるのは餌を食べ過ぎた稚魚です。

病気以外にメダカが死んでしまう原因。

一晩でメダカがバタバタ死ぬ
水に何かマズイものが混じってしまった場合が多いです。近所で農薬を撒いたり、鳥の糞が睡蓮鉢に入ってしまったことが原因のことも。

明らかにメダカの数が減って屍体が見つからない
鳥がメダカを食べに来ていたり、いつの間にか睡蓮鉢にヤゴが増えていたということが原因だったりします。実はメダカが水草の影にずっと隠れていて見えないだけ、ということもあります。

メダカがポツリポツリと死んでいく場合
昼と夜の寒暖差が激しい時期、真夏の酷暑や真冬の極寒の時期に、体力がなく耐えきれずに死んでしまう個体もいます。寿命もあります

厄介なのは、順調だと思っていたのに、1日に1 匹くらいずつポツポツと死んでいく時です。水質検査をして水質も特に悪くない、病気になっているようにも見えない、そんな時は本当に原因がわかりません。買ってきたメダカがお年寄りだったというのもあまり考えられません。水足しの時に底のゴミを巻き上げてしまった?くらいのことしか思い浮かびません。

ちなみに水足しは、睡蓮の葉っぱの上や、隠れ家用の穴あき植木鉢の上にチョロチョロと少しずつ流して入れてます。強い水流が起きて底のゴミが舞い上がることはありません。点滴法でゆっくりと水足しする方法(離れてても平気)、ジョウロで雨のように降らせる方法もあります。

ミナミヌマエビは植物のお掃除屋さん。メダカとの相性も最高!

ミナミヌマエビは最初の導入に少し気を遣いますが、水合わせをきちんとすれば大丈夫です。水質に馴染めばかなり丈夫で、メダカより手がかかりません。メダカと共存しつつコケや枯れた水草などを食べてくれます。

640x399 ビオトープの作り方 ミナミヌマエビ

上の写真は抱卵しているところ。お母さんエビが稚エビに育つまでしっかり世話をするので、何もしなくても勝手に増えていきます。

ミナミヌマエビはメダカに比べると少し暑さに弱いので、真夏には風通しをよくしたり、すだれで日陰を作ったり、打ち水したりと、茹であがらないようにしてください。ミナミヌマエビは脱皮をします。初めて見ると死んじゃった?!と思ってビックリしますが、白い抜け殻です

死ぬと体が赤くなります。死にそうに弱っていても体が赤っぽくなります。元気なミナミは透明な薄茶、薄抹茶〜青黒のような色です(環境でかなり変化します)。

エビの世界もけっこう深くて、キレイな色のエビさんもいます。きれいなエビは繊細なのでビオ向きではありません。ビオにはミナミヌマエビを入れてね。

夏の日陰に植物がお勧め。

植物で日陰を作る方法もあります。オモダカの葉っぱの下は葉っぱの呼吸でひんやり。専門的には光合成の蒸散作用と言うそうですが、植物で涼しくするのも一つの方法かなと思います。

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