カメラがお利口なので慣れるまではオート撮影でOK。
カメラの知識がほとんどない私が写真の撮り方を書くのも何なんですけど〜😂
完全にカメラ任せのオート設定でもそれなりに撮れるので、もし一眼レフなんかがお家に転がってたら、それでメダカを撮ってみてくださいね。スマホを使った撮影にも役に立つ小物の紹介もしています。
目次です
- スマホとデジカメどっち?
- 画質はセンサーサイズが重要
- 隠れるメダカは望遠レンズで
- 明るい日向のメダカを撮る
- たくさん撮って良いものだけを選ぶ
- 水面の反射を防ぐアイテム
- PLフィルターで水面の光の反射を軽減
- ラバーフードは水槽にピッタリ付けて
- 近くのものを写り込ませたくない
- 箱メガネで水中撮影
- 100均の観察ケース使う
- 最後はレタッチ(加工修正)で完成
メダカを撮るならスマホとデジカメどっち?
メダカを撮る場合、スマートフォンとデジタルカメラのどちらでもOKです。スマホでの撮影は手軽で、動画も簡単に撮影でき、加工もしやすく、アップロードも簡単なのでお勧めです。こちらはiPhone 12 miniで撮影したうちのビオの写真です。カメラが自動的に色を調整し、シャープネスが強くかかっているため、スマホで見る場合はとても綺麗に見えます。
一方、マイクロフォーサーズのデジカメで撮影した同じビオの写真をご覧ください。1枚目は無加工のJPEG、2枚目は加工済みです。個人的には、細かいところまでよく見たいので、マクロレンズで撮影するのが好みです。
1. 画質はセンサーサイズが重要。
アップロードする場所がTwitterみたいなSNSだけならそんなにこだらなくてもいいです。
あらためてカメラを買うなら画質はやっぱりセンサーサイズが大きいほどきれいです。お金に余裕があれば「フルサイズ」のカメラに高価なレンズをお勧めします。
TwitterなどのSNSにアップロードする場合は、そこまでこだわる必要はありません。
ただし、カメラのセンサーサイズが大きいほど、より綺麗な写真が撮れます。もしカメラを新たに購入する際、画質にこだわるのであれば、予算に余裕がある場合はフルサイズのカメラに高価なレンズを付けることをお勧めします。
以前は、フルサイズのカメラは大きくて重いというデメリットがありましたが、最近ではフルサイズミラーレスカメラも登場して、重さの問題は解決されつつあります。ただし、価格はやっぱり高め…ですね💦
エントリーモデルのカメラ(APS-C)の型落ちをタイミングよく買えば、比較的安く購入できます。上の写真のカメラは、Panasonicのマイクロフォーサーズという規格のものです。
2. 隠れるメダカは望遠レンズを使用します。
まだお迎えしたばかりで警戒心が強く、絶対水面に出てこないような場合は、離れた場所から望遠レンズでこっそり撮ります。ほとんどのメダカは、餌を撒くと水面に上がってくるため、ごはんタイムは撮影するのに最適です。ただし、ごはんタイムは水面があまりきれいじゃないですね💦
スマホでも画面上でピンチアウトしてズームすればOKです。
3. 明るい日向のメダカを撮る。
動くものを撮影する場合は、速いシャッタースピードで撮影するとブレません。速いシャッタースピードで撮影するためには、明るい場所で撮影する必要があります(カメラに慣れたら、ISO感度やレンズの絞り値を変えるのもOKです)。晴れた日の昼間、日差しが当たっている時に撮影するのが良いでしょう。明るい場所であれば、オート設定での撮影でも失敗が少なめです。
また、手ブレを防ぐために、脇を締めて自分がブレないようにします。ただし、手ブレしたな〜と思っても手ブレ補正機能が効いているのか、問題なく撮れてることが多いです。
動画撮影をする場合、三脚を使用するか、カメラを動かしたい場合にはスタビライザーやジンバルを使用すると画面がグラグラしません。スマホ用の機材についても、様々な種類が販売されており、比較的安価に入手できます。
4. ピンボケやブレ、何枚も撮って良いものだけを選ぶ。
メダカを撮影する際によくある失敗として、手前の浮草や背景の水草にピントが合ってしまい、メダカがボケボケになってしまうことがあります。ピント合わせを手動にして、あらかじめメダカが通りそうな場所にピントを合わせておく方法もあります。でも、待つのもダルい!
そんな場合には、10枚20枚と撮ってみると、1枚くらいはメダカにピントがビシッと合ってるのが撮れてたりします。
連写や動画で撮ってその中から良い写真を選ぶ方法もありありす。スマホの場合は動画で撮影してから、静止画を取り出すのもOK。
デジカメはかなりお利口なので、メダカ撮影初心者さん向けには撮影はとことんフルオート設定を勧めます。シャッター押すだけだから簡単!👍
5. 水面とガラス面の反射を防ぐアイテム。
ここでお勧めするのはPLフィルター(右)とラバーフード(左)です。PLフィルターを使用すると、水面の光の反射を軽減できます。ラバーフードは、水槽に自分の手や顔が写り込んでしまうのを防ぐことができます。便利な小物に頼るのが1番。
装着すると下の画像のような感じになります。レンズにはレンズ径(Φ46mm)が書いてあるので、同じ径のフィルターやフードを選ぶ必要があります。
5-1. PLフィルターで水面の光の反射を軽減します。
晴れた日に睡蓮鉢を撮影すると、家の壁や洗濯物、自分の顔までも映り込んでしまうことがあります。睡蓮鉢の置き場所が決まっているため、どうやってもきれいに撮れない場合もあります。水面の反射を避けてギリギリの角度で撮ろうとすると、今度は光の屈折でメダカが変な形になってたり…。
水面の反射を軽減するためには、PL/CPLフィルターを使用します。PL/CPLフィルターはリングを回転させ、反射が最も軽減される位置に固定して撮影します。効果がある時は上下の画像くらいに軽減できることもあります。光の角度によってはまったくダメなこともあるので、色々な方向から撮って試してみてください。
このフィルターは、空をより青く、紅葉をより赤くする効果もあるので、1つ持っていると便利です。カメラの取扱説明書に「位相差AF」と書かれている場合には、CPLフィルターを選んで使用してください。スマートフォン用のCPLフィルターもあります。
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5-2. 水槽はラバーフードをピッタリ付けて撮影します。
ラバーフードを使用することで、ガラスへの余計な映り込みがなくなりクリアに撮影することができます。特に、水槽の一部分を撮影する場合には効果的です。また、ラバーフードは柔らかい素材でできており、ガラスに当たってもフニャッと変形するため、水族館や展望台でも使えます。
自分の水槽を撮る時によく手とか写り込んで心霊写真みたいになってることがあるんですよね。ラバーフードでそういった失敗がなくなります。ラバーフードを教えてもらうまではガラスやアクリル板の反射に悩みまくってました😭 こちらもレンズ径を合わせてくださいね。
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スマホ用にも映り込み防止のシリコンフードが販売されています。
6. 近くのものを写り込ませたくない。
狭い場所に置かれた睡蓮鉢を撮影する場合、全体像を撮ろうとすると、周囲の道具や隣接する室外機などが画面に映り込んでしまうことがあります。このような場合には、広角レンズを使用して接写することで、対象物を中央に寄せることができます。
通常は広角レンズを使うと、余計なものが画面に入りやすくなりますが、接写して距離を詰めることで、余計なものを除外しつつ対象物を画面に収めやすくなります。こういうギュッと詰まった画面は好みもありますが、目的には合ってるかな。
7-1. 100均のケースで箱メガネの水中撮影。
なるべく透明度が高く、底が水平でバリのないものを選びます。光の反射もなくなるし、水面上から見る時のような光の屈折も防ぐことができます。
ただ、これでメダカはなかなか撮れませんでした。メダカは変わったものが入ってきて興味津々みたいで、ケースの真下に潜ってくるので、近すぎてピントが合わせられなかったからです。すこし長めのレンズフードを付ければいけるかも。メダカの代わりに、紫の目のミナミヌマエビが撮れました。もう少し広いプラ舟だったら箱メガネでの撮影も楽しそうですね。観察するだけでもよく見えるからお勧めです。
アクションカメラなど水中カメラを使うのも楽しいです(小さな睡蓮鉢で撮る時は焦点距離を確認してね)。スマホを透明な袋に入れて水中撮影もできます(カサカサ音がすごかったけど💦)。
7-2. 100均の撮影用ケースを使う。
セリアで『メダカ撮影用ケース』が販売されています。こういうのを使うとメダカが撮りやすくなります。
昨日、セリアさんで見つけたメダカ撮影用ケース。今までよりもさらに厚みが薄くなって、かつ背景が黒くなって、メダカが映えます(たぶん)撮影時は、露出落とし気味がいいかもですね。白飛びしちゃいそうなので。 pic.twitter.com/y5gpBdJnir
— せいじ (@seiji19771220) November 11, 2022
これは昔買ったダイソーの調味料入れを代用したものです。
背景に黒い紙を置いて撮ってます。
卵をつけたメスのメダカを観察しながら撮影してみました。落ち着いてくると、狭いのであまり動かなくなります。幅10cm、奥行き3cmくらいを狙えばいいので撮りやすくなります。
8. 最後に撮った写真を加工修正します。
そのままの画像です(縮小してあります)。ブログで使用する画像はサイズ(縦横比)を決めてあるので、そのサイズに合わせてリサイズ(縮小)&トリミング(不要な部分をカット)します。
私の場合は、写真撮影の技術がない分をレタッチでかなり補っています。明暗、コントラスト、色相、彩度、シャープネス等を少しずつ調整して完成です。この画像で具体的に言うと、
- 画像のゴミを消す
- 黒い部分を少し強調する
- 楊貴妃を少し赤めにする
- 水草の緑を鮮やかにする
- メダカの輪郭や鱗をシャープにする
こんな感じで完成です。個人的な好みであまりハデハデな修正はしないようにしています。一眼レフを購入するとついてくる現像ソフトでもできますが、以前は『Photoshop』を使っていました。今は『Affinity Photo』に移行済み。現像ソフトの『Lightroom』もお勧め。スマホ用アプリだと色々ありますね。