ビオトープFAQ:睡蓮鉢や水槽の地震対策・水害対策は何ができますか?

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基本は、割れないようにする、水がこぼれないようにする。

3.11 東日本大震災の時に、東京で震度5強を経験しました。マンション中層階なので電子レンジが落ちるくらいの揺れでした。この時、ベランダのビオトープの容器にはプラ舟を使っていて、リセット前だったおかげで、水と浮草がこぼれただけで特に大きな被害はありませんでした。

メダカやミナミヌマエビも寒さゆえか地震を察知してか底の方にいたみたいで、水はかなり激しく揺れてましたが、幸いなことに飛び出しもありませんでした。金魚も同様です。

当時、冬場に計画停電があり、熱帯魚水槽の方が対策のしようがなく、心折れてアクアリウムをやめていきました。私の地域は計画停電の対象にならず、なんとか維持できましたが、その後は縮小して、熱帯魚の加温水槽は完全にやめています。

地震で考えられるダメージ。

  • 揺れで水槽が割れる
  • 横揺れで水がこぼれる
  • 停電で環境が維持できない

水槽台ごと倒れたり、ライトなど上のものが落ちて水槽が割れます。飼育水と一緒に魚が流れ出るのが一番の問題です。水槽が割れなくても、大きな横揺れで水と一緒に魚まで飛び出してしまうこともあります。

熱帯魚水槽の周りは電気製品を多く使用しているので、水がコンセントにかかると感電の恐れも出てきます。片付けはブレーカーを落として作業してください。

その後も停電が続くと、熱帯魚水槽などでは、ヒーターやクーラーまたはファンが停止して水質水温が維持できなくなります。長時間濾過装置が止まることで繊細な生体には問題が起きるかもしれません。ヒーターは空焚き防止装置の付いたものに交換しましょう。

台風(強風と豪雨)での考えられるダメージ。

  • 煽られて睡蓮鉢がひっくり返って割れる
  • 水が溢れて魚が流れ出す
  • 急激な水質変化で魚が​死ぬ

大型台風では、物が飛んできて当たれば、陶器の睡蓮鉢などは割れることもありますし、軽くて小さい睡蓮鉢は風に煽られてひっくり返ることもあるかもしれません。被害だけでなく、睡蓮鉢周りのスダレや小物が飛んで行ったら危険ですし、誰かに迷惑を掛ける場合もありますね。また、災害ではありませんが、アライグマなどが睡蓮鉢をひっくり返すこともあるそうです。

最近のゲリラ豪雨では雨量が半端なく、あっという間に睡蓮鉢の水が溢れて水とともに魚が流れ出すこともあります。上空の気温が低いと冷たい雨やひょう・あられ入り込み、急激な水温変化でメダカや金魚が死んでしまうこともあります。

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ビオトープの地震対策、台風・豪雨対策は?

揺れ対策では、安定のいい容器にする。

底の接地面積が広ければ広いほど安定します。少し深さがあって、水を目一杯入れてなければより安心ですね。滑り止めシートや固定ジェルみたいのを下に置くと更に良いかもしれません。プラ舟は底が広くて理想的ですが浅い物が多いです。少し深めなタイプで水を少なめにすれば横揺れでの水の飛び出しが少なくなると思います。

安定のいいプラ舟もメタルラック等に何段にも積み重ねると重心が上がって倒れやすくなります。増やしたい→スペースがない→上に重ねるというのは理解できますが、ロープで固定したりと倒れないような工夫をしてください。シートは風をはらんで飛ばされやすくなるので、台風の予報があれば事前に取り外してください。

割れない素材の容器にする。

割れると水が全て漏れてしまいますし、割れた後の破片も危険です。落下物のありそうなところでは、できるだけ割れない素材の容器を選びましょう。台風の場合は、何かが当たって壊れることもあるので、移動できるなら室内に入れのが一番です。周りの道具類と一緒に室内に入れてください。

豪雨での流れ出しや水質変化には屋根。

ビオトープでは停電時の対策を考えなくてもいいので、大きな問題が1つ減ります。水が溢れたり、水質の急激な変化は雨よけシートをかぶせるだけで対応できます。縁にタオルをかけておくとタオルを伝って余分な水が流れます。今は水が溢れないように栓のついた発泡スチロールの飼育容器もあります。

レイアウトはシンプルに。

出来る限りかっこよく、癒される空間にしたくて、流木や石や盛り土などで素敵なビオを作りますが、大きな揺れだと崩れてしまうことも。だからといって味気ないレイアウトでは平常時には楽しくないですし、難しいところです。レイアウトが崩れるくらいの揺れは何十年に1度くらいなので、好きなものを作ったほうがいいですね。

スドーやジェックスの発泡スチロールのメダカ飼育容器には最初から目立たない水抜き穴が付いています。穴を開けて網戸補修シールを貼るというアイディアも見かけました。針子は流れるかもしれませんが、少し成長した稚魚なら流されない網目で、いいアイディアです。シールですし。

ベランダでは必ず避難経路を確保してください。

オシャレにこだわるあまり避難はしごのハッチを全くわからないように隠してしまったり、あるいはガラクタを置きまくってベランダ隔て板の前に物を山積みにしている方がいたりしますが、ベランダ大改造をしたご本人がいない時に火事がおきて、お隣さんが隔て板を突き破って避難はしごのハッチを探すなんていう場合もあるわけです。自分が使うことだけを考えるのではなく、いろいろな危険を想定してみると、避難経路はわかりやすくしておくべきですね。

実際問題として、足腰の弱ったお年寄りでは避難はしごを使うのは無理そうですし、これで命が助かるかっていうと疑問なところもありますが、避難経路を隠してると損害賠償なんかに関係してくるかもしれませんので、できるだけわかりやすく動きやすくしておきましょう。

 

 

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